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2010年10月 アーカイブ

生きた油田

化石燃料への依存を切り替える1つの理由は、石炭や石油を燃やすことで生じる問題の大きさを、我々は実際にわかっていないということです。


これら両方の化石燃料は、光合成の副産物で、2酸化炭素と水が混ざって炭化水素になっています。


炭化水素が、再び2酸化炭素と水に分けられるとき、太陽光から得て蓄えられていたエネルギーが放出される。


何億年にもわたって、植物は、このエネルギーを静かに蓄え、その過程でニ酸化炭素をずいぶんと取り込んできたのです。


1860年には、大気中の2酸化炭素の量は290ppmという、比較的低い数字でした。


我々が石炭と石油を燃やすことにより、ニ酸化炭素が空気中に放出されています。


今日、大気中のニ酸化炭素の割合は330ppmになっています。


科学者の説では、石炭や石油がもっと燃やされるにつれ、大気中のニ酸化炭素の量はもっと上がるだろうといわれています。


330ppmから400または500ppmへの変化は、多いようには見えませんが、これが重大な結果につながっていくでしょう。

生きた油田 2

大気を通ってくる日光は、地球によって吸収され、赤外線として空間に再放射されます。


ところが大気中のニ酸化炭素は、赤外線を吸収し、地面にそれを再放射するのです。


というわけで、大気中のニ酸化炭素量が増すにつれて、地球の気候が暖かくなる傾向が出てくるでしょう。


このような傾向(温室効果と呼ばれています)が出てくると、従来の農業が立ち行かなくなり、両極の氷が解け、沿岸都市が洪水に見舞われることになります。


化石燃料を使うより、現存の植物からの燃料を利用する方がよいのは、ニ酸化炭素が放出されるのではなく、逆に、その植物体内に取り込まれることになるからです。


砂糖を使う一方に炭化水素の利用を研究する科学者がいれば、自動車燃料をつくる原料として、砂糖のような炭水化物の利用を試してきた科学者もいます。


ブラジル政府は、この目的のためサトウキビの収穫に乗り出したところです。


発酵の過程を利用することにより、サトウキビの糖分はエチルアルコールに変わります。


それを従来のガソリンや水と混ぜて使うのです。


その方法は、アルコールとガソリンを2対8の割合で混合するか(ギャサホール)、アルコールと水を9.5対5の割合で混合する方法の2パターンがあります。

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