生きた油田 4
ガガイモ科のカロトロピス・プロケラは、中央・南アメリカの乾燥地帯に広く見られます。
これまでに、繊維、薬、家畜のまぐさ、抗生物質、毒としてさえ、商業的にこの植物を利用しようと試みましたがうまくいきませんでした。
この植物は乳液を出すので、その生物性原料としての可能性が、最近調べられました。
最初の報告書によると、その生産性は、先に言及したジネズミ植物エウフォルビア・ラティリスに比肩しうるといいます。
しかも種子の鞘からの産出量は、そのエウフォルビアより大きいのです。
上手に育種すれば、この植物を、今後の重要なエネルギー源植物の1つとしてみなすことができるでしょう。
たくさんの砂漠の種も、樹脂を生産していて、その中には石油に変えられるものもあるでしょう。
分泌される樹脂は、ふつう、茎、葉、ときには花の表面にも粘着性のあるコーティングを形成します。
ひとつの例は、ハマビシ科のクレソート・ブッシュで、マーガリンの防腐剤として使われる抽出物を産します。
クリソタムヌスという学名を持つキク科の植物のように、ほかにも樹脂を含んでいるものがあり、乳液を産する植物に匹敵するほど、それらの樹脂から炭化水素が得られるのです。