求められる農協組織の変革

団体再編成の問題ともかかわりますが、営農指導員というものをとらえないと、農民というものを組識する、あるいは農民の信頼をえるということはなかなか難しいことです。


営農指導員は矛盾を感じています。


あるいは営農指導員を置いていない組織も相当ありますし、かたちだけは置いているところもあるわけです。


したがって、そういう人間が中心になって農民との密着をつくり出す、それで農協自身のなかでのたたかいが必要になるわけです。


簡単に言えば"農民のための農協を"という必要があるわけです。


それをたんに農協と農協の提携ということだけではなく、単協と単協その職員同士あるいは組織的にそれが何らかのかたちで連帯していくということがあれば、この巨大な農民組織と対抗できるようなものができます。


それもたんに農協の職員だけがやってもダメで、農民と連帯することによってそれができるわけです。


そのひとつが、労働者や消費者が農民を組織していく、それがまた農協を支え農協を自らの方向へもって行く、というようなかたちになっていかないだろうか、と思うわけです。


生きた油田 8

いまのところ、この殺軟体動物剤が、他のカタツムリの種を殺さないことはわかりました。


運がよければ、この植物が持つ化合物は、寄生生物を運ぶ淡水性カタツムリに対して特効性を持つことが証明されるかもしれません。


庭にいるカタツムリの大部分は、ヘリクス・ポマティアという学名のリンゴマイマイです。


これはヨーロッパ産の種で、植物にまぎれてヨーロッパから出て、世界中に広がったものです。


恐らくヨーロッパの植物のなかには、抜群に強力な殺軟体動物剤を持っているものがあるにちがいなく、そんなものを利用すれば、厄介なカタツムリを世界中の庭から取り除くことができるでしょう。


このような有用植物はまだ生きているのでしょうか、それとも、もうすでに絶滅してしまったのでしょうか?


世界の森林は、我々に、燃料、建物や家具をつくるための材木、紙やレーヨンのような合成製品をつくるための繊維を提供しています。


森林が衰退している地域の中には、すでにそのことによる反動が起きているところがあります。


これは疑いのないことですが、この先、もっと多くの問題に直面することでしょう。

生きた油田 7

マラリアが再び流行りつつあるので、これらの化合物は、かなり価値あるものとなるでしょう。


人類が困っているもののひとつに、いろいろな寄生生物の中間宿主となる淡水性カタツムリがあります。


たとえば寄生生物の住血吸虫は、大規模な灌瀧システムのある世界の多くの場所で猛威を振るっています。


残念ながら、鳥や魚を含めた流域全体の生態系を崩すことのない、効果的な殺軟体動物剤を見出すのはむずかしいでしょう。


科学者は、今、安全な殺軟体動物剤を見出そうとして、いろいろな植物を調べています。


最近では、200種以上のプエルトリコ産植物が、殺軟体動物効果を有するかどうか調べられたところです。


その中にソラヌム・ノディフロルムというナス科の植物があります。


それに含まれる化合物は、血液の住血吸虫と肝臓の住血吸虫の両方を媒介するカタツムリの種に対して効果があることがわかっています。


ただし、環境に対するその有毒物質の影響をまだ調べなければなりません。

生きた油田 6

植物によっては、たいへん複雑な化学物質を持つものがあります。


トマトの葉が傷つけられると、第一部植物はほんとうに重要なのか葉は、虫の消化を妨げるタンパク質を出します。


トマトと同じナス科の植物には、毛虫が餌を食べる行為を「止める」化学物質を産するものが少数知られています。


また、捕食動物の成長を妨げる化学物質を分泌する植物もあります。


セリ科の植物には、虫のDNAと化合し染色体異常を起こさせるような化学物質を生産するものがあります。


フィトアレキシンは、植物体内にある、抗バクテリアと抗菌性を持つ脂肪質の化合物であり、ときに動物のインターフェロンに匹敵するものとみなされています。


砂漠に生えている植物の中には、大量の強力な有毒成分を含むものがあるので、こうした種からつくられる分解可能な安全な殺虫剤を用いれば、グアユールゴムノキのような新しいエネルギー源植物の防虫に効果があるでしょう。


キク科の植物の中には、ポリアセチレンと呼ばれる一群の化合物が見出されます。


これらの化合物の中にはDDTよりもっと効果的なものがあり、蚊の幼虫を殺すのに用いることができるでしょう。

生きた油田 5

毒害虫防除に使う毒を提供してくれる植物もあります。


DDTや他の合成殺虫剤を使ってわかったことは、こうした合成物はその環境で長く残存し、人間も動物も害を受けるということでした。


今日、より安全な殺虫剤の多くは、ピレトリンという、キク属(クリサンテムム)の種によって生産された化合物に基づいています。


植物の生産物なので、ピレトリンは微生物で分解されます。


また、虫に対する特効性があり、哺乳動物への影響はありません。


虫は植物の大敵の1つなので、このように植物が、虫を防ぐ化学的方法を発達させてきたとしても不思議ではないのです。


多くの植物に含まれている、たいへん効果的な除虫剤を利用するようになったのは、ごく最近になってのことです。


そういうものの1つにレテノンがあります。


これは興味深い植物性毒で、冷血動物には作用しますが、温血動物には比較的安全と見られています。

生きた油田 4

ガガイモ科のカロトロピス・プロケラは、中央・南アメリカの乾燥地帯に広く見られます。


これまでに、繊維、薬、家畜のまぐさ、抗生物質、毒としてさえ、商業的にこの植物を利用しようと試みましたがうまくいきませんでした。


この植物は乳液を出すので、その生物性原料としての可能性が、最近調べられました。


最初の報告書によると、その生産性は、先に言及したジネズミ植物エウフォルビア・ラティリスに比肩しうるといいます。


しかも種子の鞘からの産出量は、そのエウフォルビアより大きいのです。


上手に育種すれば、この植物を、今後の重要なエネルギー源植物の1つとしてみなすことができるでしょう。


たくさんの砂漠の種も、樹脂を生産していて、その中には石油に変えられるものもあるでしょう。


分泌される樹脂は、ふつう、茎、葉、ときには花の表面にも粘着性のあるコーティングを形成します。


ひとつの例は、ハマビシ科のクレソート・ブッシュで、マーガリンの防腐剤として使われる抽出物を産します。


クリソタムヌスという学名を持つキク科の植物のように、ほかにも樹脂を含んでいるものがあり、乳液を産する植物に匹敵するほど、それらの樹脂から炭化水素が得られるのです。

生きた油田 3

水が使われる場合は、アルコールー水の燃料が使えるように、自動車をやや改造しなければなりません。


しかし、化石燃料の石油がいらないことに加えて、エタノールで走る自動車は、大気を汚染することが少ないのです。


アメリカでは、穀物を使ってアルコールをつくり燃料を生産してきましたが、燃料油を産するのにもっと適した他の種があるかもしれません。


直接抽出できる燃料成分に富む植物の探索は、高ピッチで進んできています。


発酵過程を利用しないで、植物から原料が直接得られれば、もっと経済的ではないでしょうか。


このことを念頭に置いて何百種もの植物が調査されてきました。


たとえばカルヴィン博士は、熱帯地域にあるコパイフェラ・ラングスドルフィーというマメ科の樹木をも見出しており、純粋なディーゼル燃料を含んでいるとみなしています。


砂漠に住むその他の有用植物ときとして、初めはまったく役に立たないように見える種が、重要で貴重な特徴を持つとわかることがあります。


カロトロピス・プロケラは、そのような植物のひとつです。

ゴミとリサイクル

こんにちは。


今回はゴミ問題についていろいろ書きたいと思います。


ゴミを処理するのはご存知の通り焼却施設です。


焼却施設については、もともとの予想をはるかに超えて紙ごみとプラごみが急増してきたため、焼却能力をめぐる不安や、高温燃焼による焼却施設への影響への危惧の念が、当局者の間で高まっていました。


こうした事情から生ごみの減量対策が焦眉の急となっていましたが、生ごみの減量にとって廃プラ対策は最大の課題となったのです。


この課題に挑むために高知市は大胆な発案を打ち出しました。


その内容は、廃プラを不燃・粗大ごみ収集から切り離し、廃プラ専門の収集を新たに設け、それも週1回行うというものでした。


新方式の実験は1988年6月から市内三地区をモデルにして始められ、その結果はリサイクルトナーの登場と同じくらいに上々。


新方式は、住民の間では従前よりも廃プラを出せる日が週1回に増えたこともあって好意的に受け止められ、また実際にも、新方式に対する住民の協力は予想以上に良いことが分かりました。


実験が開始されて数ヵ月過ぎた段階での調査(市消費者協会によるもので、回答者はモデル地区の302名)でも、新しい分別について「わずらわしくない」と答えた住民は195人(65%)。


分別を今後もできるかについては279人(92%)が「できる」と回答しているのです。

生きた油田 2

大気を通ってくる日光は、地球によって吸収され、赤外線として空間に再放射されます。


ところが大気中のニ酸化炭素は、赤外線を吸収し、地面にそれを再放射するのです。


というわけで、大気中のニ酸化炭素量が増すにつれて、地球の気候が暖かくなる傾向が出てくるでしょう。


このような傾向(温室効果と呼ばれています)が出てくると、従来の農業が立ち行かなくなり、両極の氷が解け、沿岸都市が洪水に見舞われることになります。


化石燃料を使うより、現存の植物からの燃料を利用する方がよいのは、ニ酸化炭素が放出されるのではなく、逆に、その植物体内に取り込まれることになるからです。


砂糖を使う一方に炭化水素の利用を研究する科学者がいれば、自動車燃料をつくる原料として、砂糖のような炭水化物の利用を試してきた科学者もいます。


ブラジル政府は、この目的のためサトウキビの収穫に乗り出したところです。


発酵の過程を利用することにより、サトウキビの糖分はエチルアルコールに変わります。


それを従来のガソリンや水と混ぜて使うのです。


その方法は、アルコールとガソリンを2対8の割合で混合するか(ギャサホール)、アルコールと水を9.5対5の割合で混合する方法の2パターンがあります。

生きた油田

化石燃料への依存を切り替える1つの理由は、石炭や石油を燃やすことで生じる問題の大きさを、我々は実際にわかっていないということです。


これら両方の化石燃料は、光合成の副産物で、2酸化炭素と水が混ざって炭化水素になっています。


炭化水素が、再び2酸化炭素と水に分けられるとき、太陽光から得て蓄えられていたエネルギーが放出される。


何億年にもわたって、植物は、このエネルギーを静かに蓄え、その過程でニ酸化炭素をずいぶんと取り込んできたのです。


1860年には、大気中の2酸化炭素の量は290ppmという、比較的低い数字でした。


我々が石炭と石油を燃やすことにより、ニ酸化炭素が空気中に放出されています。


今日、大気中のニ酸化炭素の割合は330ppmになっています。


科学者の説では、石炭や石油がもっと燃やされるにつれ、大気中のニ酸化炭素の量はもっと上がるだろうといわれています。


330ppmから400または500ppmへの変化は、多いようには見えませんが、これが重大な結果につながっていくでしょう。